リフレクターが焼けて無いヘッドライトを譲って戴いたので早速交換。
(E=mc2 さん、オロチさん感謝です)
焼けてないリフレクターが綺麗です。
新旧ライト
左が譲っていただいた物。 右が今までのライト。
右の旧ライトはガラス自体がくすんできてましたね。
まあ、
16年落ちですから仕方ないでしょう。
ベースを入れて黄色いゴムリングを一時外して防水ゴムキャップを装着。
この後、黄色いゴムリングをベースに付けます。
んで、中間の写真は前ページで載せてるので、いきなり交換完了写真。
ライト上のネジで上下の光軸を。横のネジで左右の光軸を調整します。
上下調整ネジは締めると光が上向きに。緩めると光が下向きになります。
今回はテスター屋等で使っている光軸検査機器が無いので
整備書に乗っているロービームでの光軸調整方法をとります。
実際、ロービームの方が使用頻度が高いですしね。
確実な光軸にしたいならディーラーでやってもらいましょう。
車検はハイビームでの光軸を検査しますが、今回は車検は別としてHID化の都合でロービームを合わせたい為
ロービームで光軸を合わせてって言うのを忘れずに。
※
普通のH4バルブで同様の方法でロービームの光軸調整をして車検(ハイビーム検査)にパス出来るかは不明。
一体型なのでたぶん大丈夫だとは思うけど。。。
てか、リトラは光軸調整後に1度上下させるだけで光軸が狂う事も。。。
車検時は、リトラを上げっぱなしでテスター屋で調整してそのまま下げずに検査に挑みます。
こんな紙を容易して壁なり板に
「ライト中心」と書いてある位置が車両のライト中心位置と合うように張り付けます。
光軸調整用紙にきっちり正対してライト面を3m離します。
この時、紙の中心点とライトの中心点が高さも左右も同じ位置にくるように正対します。

(写真では明暗がハッキリ別れてますが目視だともう少し境目が解りにくいかも)
調整しない側のライトに目隠しをして調整する側のライトの光だけにします。
写真を見れば解ると思いますが、カットライン(光の明暗)が途中から左上がりになってます。
これは日本が左側通行だからですね。
対向車に眩しくないように。歩道を歩いている人が発見しやすいようにかな?
※輸入物のライト(社外マルチリフレクター等)を使うと右側通行用のライトの場合があるので、
カットラインが逆に右上がりになり、対向車に迷惑をかけます。
んで、上の写真だと目標カットライン(青の斜線のライン)より光が上に行っているので
光軸調整ネジを緩めて青の斜線部分のラインで明暗が別れるように光軸を下げて合わせていきます。
こんなもんですかね。
ハロゲンライトをHIDにした場合、ライト自体がHID用では無い為、
散光しやすいという話なので気持ち程度下げ気味にしてみました。
ちなみに、光軸調整ネジは最後は締める方向で終わらせるようにします。
でも、HID化しても意外と明暗の境目がハッキリしてて思ったよりは散光してませんね。
もしかして、GTOのレンズカットって意外と優秀?HIDと相性がいい?
簡易的に光軸調整する時は壁に正対して3m離れて
ロービームで照らしてライト中心高さより22mmカットラインが低くなるようにすればOKです。
左右調整は車のライト中心位置と光の中心位置が全く同一になるようにすればOKです。
左右とも調整が終わったので早速試乗♪
っていきなり雨でした orz
感想は・・・。
それでも
めっっさ明るい!!見やすい!!
そして、真っ白な光が綺麗♪
今までロービーム用のリフレクターが焼けて反射しなくなってたのもありますが
あまりの違いに愕然です。
フォグランプなんていりません。
てか、フォグを点灯させてもHIDが明るいのでフォグ光が解りにくく、フォグの意味があんま無くなったかも。
霧の時は黄色っぽいバルブを入れてるフォグの方が見やすいでしょうけどね。
(霧が出てない時にフォグを点灯させるなって突っ込みな無しで。今までほんとーに暗かったんですよ。。。)
5700Kなので雨の日が心配でしたが、雨なんて関係ないほど明るくて見やすいです。
一般的に色温度が4000K〜5000Kの方が雨の日は見やすいのですが、
CATZの5700Kは雨でも全然問題有りませんでした。(この辺は個人差もあるので参考程度に)
白さと見やすさのバランスが取れた色温度ですね。
見やすさだけを求めるならCATZだと4500Kになります。
あと、旧モデルではハイビーム時に手前がかなり暗くなる(照らされない)ようでしたが
H4DSDに関してはそれほど問題はありませんでした。
まあ、CATZのH4DSD Hi/Lo切り替えは前後のスライドだけなので
普通のH4バルブのフィラメント位置を完全に再現してる訳じゃないし、構造的な問題もあるので
ハイビームにすると若干手前が暗くなるのは仕方ないけど、
ハイビームが要らないくらいロービームが明るいので大した問題ではありません。
雨の日のロービーム
雨の日のハイビーム
雨で濡れた路面ですが、写真で見るより全然見づらくありません。
写真はデジカメの夜景モード(オート)で撮ったのでどーしても明るさ/色に補正が入っています・・・
しばらく試走してみましたが、パッシングを受けることも無いので
ロー側で調整したロービームの光軸も問題無いと思われます。
翌日、晴れたので写真を撮り直し。
※デジカメでシャッター速度を遅くして多めに光を取り込んでいるので
実際より若干明るめの写真になってますが、大体こんなイメージで照らしてくれます。
今回は2枚ともデジカメの感度設定を固定して撮りました。
ロービーム
笑っちゃうほど明るいです。もう、ハロゲンには戻れないですね
ハイビーム
構造上、どうしても若干配光にムラがありますかね。
多少手前が照らされない感じがありますが走行上支障がある程って事はありません。
↑マウスを乗せるとハイ/ロー切替します
こうしてリトラGTOのHID化は完了。
実際、まだまだ配線の取り回しには再考の余地がありますけどね。特にリトラ周り。
(暇な時にでも配線の取り回しを見直してみようと思ってます)
決して安くない投資でしたが、それに見合った効果がある事は確実です。
今までフォグランプを追加したり高効率バルブを入れたり、電気ロスを減らす配線を付けて
何とか暗さを解消しようとしてたのがバカバカしくなるほど明るくなります。
値段の高い高効率バルブを入れて球切れする頻度を考えたら素直に長寿命なHID化した方がお得かもしれません。
リトラの暗さに悩んでいる人にはHID化はお勧めです。
(その前にリフレクターが焼けてないか確認しましょーね)
光軸はきちんと調整しましょう。対向車にとって迷惑なだけでなく、
対向車が眩惑して事故に繋がる可能性もあります。
それと、CATZ H4DSDの製品自体は色温度さえ6000K以下にすれば車検対応ですが
車検はハイビームの光軸を検査する為
GTOの古いレンズカットライトでハイビームが車検にパス出来る光軸/光量になる保証はありません。
しかも、前述の通りCATZのHIDはハイ/ロー切替が前後スライドのみで、
H4バルブのフィラメント位置を完全には再現出来てませんので
車検時にハイビームで光軸を合わせてもロービームの光軸はノーマルH4バルブと同等になりません。
車検で無用のトラブルを起こしたくなければ車検時にはノーマルH4バルブに戻した方がいいでしょう。
当サイトを参考にしてHID化して失敗したり、トラブルを起こしても責任は負えません。
改造は自己責任でお願いします。
また、量販店(オート○ックスとかイエロー○ットとか)でリトラのGTOにHIDを取り付けてくれるかは不明です。
(リトラに取り付けたことが無い店だとリトラに付けると故障しやすいとか配線を噛むとか理由を付けて拒否されるかも?)
通常、固定ライトの車にHIDを装着する場合、工賃は車両にもよりますが
無加工で装着できる車両で15,000円〜25,000円位だと思います。(リトラだと割り増しされるかも?)
持ち込みだと更に1.5倍とかになります。
通販で安いからと飛びついて自分で取り付け出来なくて持ち込みで割増工賃取られるなら
素直にお店で買って付けてもらった方が結果的に安くなる事もあります。総額で考えましょう。
完成度を重視するなら量販店よりチューニングショップ系がオススメです。
ウチは基本的に取り付け作業は受け付けませんが、
軽自動車耐久のお仲間(ドライバーでもPITクルーでも、応援だけでも)になってくれて
耐久車両制作で集まってる日に車両を持ち込んでくれるのであれば
取り付けの全作業をウチがやるのではなく、一応お手伝いって形なら相談に乗ります。
(耐久車両制作で集まった時の各自の車弄りはほとんど無償に近い形で車弄りしてますんで。作業の保証はしないけどw)
最後に、この場を借りて、HID化への情報を頂いた皆様、
ヘッドライトを譲って頂いたお二方にお礼申し上げますm(__)m