VLS
D・I・Y取り付けレポ

ガルキットを買ったショップに聞いたところ、7〜8セットは売れたようなので
取り付け方法を公開します。

取り付けに結構な加工が必要なので公開しちゃうと販売に影響がありそうなので
個人的に自粛していたのですが、メールで問い合わせが何件も有り、
個別に回答するのも面倒なので、いい加減、公開しちゃいます（笑）

めちゃくちゃ適当だけど(^^;;;

まず、サイドステップを外します。
ウチは社外なので鉄板ビスで数本で留まっていたので簡単に外せましたが純正はちょっと面倒かも？

次にフェンダーを外すため、インナーフェンダーをめくり、Fバンパーとフェンダーの接合部のボルトを外します。

フェンダーを外したよ♪の図。

ドアに行く配線がガルキットにより塞がれてしまうので隣の配線穴から通し直す為、カットします。

カットした配線を全て繋ぎ直します。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、そのままではガルキットがフレームに干渉する為、○で囲んである部分を
グラインダーで削って削って
削りまくってカットします。

もう、後戻りは出来ません。
フレーム加工なので、査定では修復歴や歪み・加工有りとされて査定がマイナスになる可能性大です。

よーするに、修復歴・事故歴有りと同じ扱いになります。

まあ、ウチは乗り潰すので構いませんが（笑）

ここで一応、仮固定してみます。
まだ干渉するようなら更にフレームカットです。

このキットの最大の特徴。このボルト1本の切り替えだけでガルになったり普通に横開きになったりします。
ボルトを外に向けるとガルキットとドアの接合面がボルトに当たり、これ以上外に開かなくなります。（上の写真）
この状態でアームが上に上がり、ガルになります。
逆にボルトを内側に向けるとガルキットとドアの接合面にボルトの頭が当たらなくなるので
普通に横開きになります。（下の写真）

ものすごい単純な構造だけど、よく考えついたと思います（笑）

ドアを付けずに上げてみるとこんな感じ。
つまり、接合面を支えているボルトを内側に倒せば横開きのまま上に開くことも可能って事です。
（ドアの重さで壊れますけどね）

で、キットを先にドアの方に付けて、３〜４人がかりでドア持ち、位置を決めながら
ボディ側にキットをボルトで固定してダンパーを組み付けて一応、完了。

切り替えスイッチのボルトの長さを調整して横開きの開き具合を調整し、ピラーに干渉しないようにします。
後はフェンダーをサイドステップを元に戻して完成です。

反対側も同じ要領で。

ジャッキアップしたまま位置決めしたせいで、ドアの閉まりがちょっと悪いです(^^;;;

タイヤ付けて接地させ、取り付け位置を決めないといけませんね。失敗しました(^^ゞ

取り付け所要時間：4〜5人がかりで5〜6時間

感想としては、仲間内で楽しみながらやったので何とかできましたが、
もう、2度とやりたくないですね（笑）

精度や強度の問題もあるので、工賃払ってでもショップできちんと取り付けしてもらった方がいいです。
純正のボルトだけだとガルを使ってるうちにだんだん取り付け部がずれてドアの閉まりが悪くなってきますし、
取り付け時のドア位置の微調整が大変です。
絶対にずれないようにしたいなら、溶接するしかないかも？

ちなみに、ACKではデモカーのセンテニアルにこれと同じキットが付いていましたが、
販売予定のガルキットはこれと違うメーカーの物になるらしいです。
そちらは横開きが出来なくなってしまう、完全なガルキットですが、
VLSほどガルを上げた時にドアのぐらつきが少ないそうです。

ダンパーは消耗品です。
耐久性は不明（笑）

＃取り付けて2年経過しますが、あまり上げることが無い為か、初期の頃と重さが変わってません。

補修部品としてアメリカから取り寄せる事は可能らしいけど、

2本で約3〜4万だそうです。

ドアの開閉に結構な力がいるので、常用は難しいですね。

2007/5追記
＃現在はマル秘加工で初期の頃に比べて約6割の力で上げられるようになりました。
加工後は女性でも持ち上げられます。
持ち上げ始めに必要な力　加工前-約13〜15kg　　加工後-約7〜9kg

普段はガルを上げずにある程度横に開くので、その隙間から乗り降りするか、
横開きに切り替えて使うようにしてます。

完全にオフやイベントの展示or人前で目立つ為の物ですね(^^ゞ

コツを掴めば、利き腕なら片手でもガルの上げ下げは出来ます。
左手の力が無いので、助手席側は片手では上げられません（笑）

助手席に人を乗せるときは横開きに切り替えて乗り降りしてもらうか、
ガルの開閉を外からウチがやってあげます（紳士的？）

そりゃ、壊されたくないですから（笑）

もし、ガルの開閉がやってみたいと言われたら、
壊したら弁償してくれるならやらせてあげるようにしてます。

後は、スタンドでいきなりドアを普通に開けられそうになるのが怖いですね。
これはドアロックをして対処し、窓を開けて会話するようにしてます。

「トイレ貸して〜♪」と言って、ガルを開けてびっくりさせるのも楽しいんですが（爆）

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