前期ターボ車ECUの故障予防。

以前より前期(平成4年.9月まで)のターボ車のECU(エンジンコントロールユニット)が燃える話を
あちこちでちらほら聞くので原因を探してみました。

海外のサイトを漂っていたところ、ECUのコンデンサが通販で販売されていたので
あやし〜な〜と思い、某BBSで情報を募集したところ、
「kazuki」さんからメールで大変参考になるHPを紹介して頂きました。

http://www.tmo.com/howto/ecu1g/caps.htm

英語サイトなので簡単に説明すると、コンデンサの劣化が原因でECUが破損するよ〜みたいな?

このサイトにはECU破損の前に時々急にエンストするような事が書いてありますが
はっきり言って、前兆はほとんど感じられません。

突然逝きます ヽ(´ー`)ノ

足下から煙を噴いたり、松ヤニの焦げる臭いがしたら即死亡です。
※コンデンサの寿命は7〜10年位らしい?です。

個人的な予想だけど、夏の気温が高い日が危険日かなぁ。
ウチも壊れた日は真夏の超暑い日だった。
コンデンサは高温になると耐久性が著しく落ちるらしいです。




↑お亡くなりになったECU君 コンデンサ周辺が黒焦げ。

今の所、前期のターボ車のみコンデンサが燃える現象が出ていますが
もしかしたら、その後のモデルでも起こりえる可能性はあります。

聞いた話では、中期以降は対策品(長寿命)のコンデンサになっているらしいですが・・・。
現時点でディーラーから購入できる新品やリビルト品は対策品になってるらしい。(まったくの未確認)

で、早速通販で該当するコンデンサを取り寄せました。

千石電商
http://www.sengoku.co.jp/

低ESR電解コンデンサ 50V 47μF
低ESR電解コンデンサ 50V 22μF
低ESR電解コンデンサ 25V 100μF

上記3つです。
純正は普通の電解コンデンサですが、「低ESR」の方が性能と信頼性が高いらしく
2度と交換作業がしたくないので「低ESR」品を買いました。


こんな感じです。バラ売りは10個単位だったので、なんとなく20個づつ購入(笑)
10個づつでも20個づつでも支払合計は数百円しか違わないので(^^;;;
1個20〜40円です。

ウチの出るオフやMTで、声をかけて頂ければお裾分けします。

送りは面倒なので通販で買って下さい(笑)


で、純正ECUをバラします。



上の3つのコンデンサを取り替えます。
購入したコンデンサとボルト数が違う物が1つありますが、
大は小を兼ねるので○uFを合わせて16Vは25V品にしました。

写真を送って頂いた方達のECUを見ると、47uF@50V (一番上の大きい物)周辺が
激しく焦げている事から、このコンデンサが一番危険かと思われます。






コンデンサを取り外した図。




付け替えたよ〜♪の図

+と-の極性があるので、絶対に間違わないこと。

コンデンサの白いライン側が-極です。

で、基盤を元のお弁当箱に戻して車両に付けて、エンジン始動確認。

ちょっとドキドキしたけど、問題なくエンジン始動っと。

これで、ちょっとは安心して走れるかも。


※コンデンサの劣化は、ECUが壊れる原因の最有力候補ですが
コンデンサを取り替えたから絶対に壊れないという保証はどこにもありません。
他の部品も当然劣化しますので(^^;;;
ただ、個人で取り替えが効くのはコンデンサ位なので何もしないよりはマシかと。



※ここを見て同じようにコンデンサの交換をしてECUを破損させても
管理人は何の責任も負いません。
自己の責任において実行して下さい。


あくまで、参考までの紹介と思って下さい。

特に今まで半田付け作業をしたことの無い人が取り替えるのは辞めた方がいいです。
半田付け作業を何度もしたことのあるウチでさえ、
元々付いている部品の半田を除去して取り替えるのには、かなり苦労しました。

ECUと新しいコンデンサを用意して、電気の修理屋さんに持って行けば交換してくれると思います。

参考までに、純正ECUの値段は

新品が7万円位。
中古で2万〜4万円位。
リビルトが4万〜5万円位らしいです。


尚、中古を買った場合は
また破損する可能性が高いので
コンデンサ交換をオススメします。


コンデンサ+電気屋さんの工賃の方がよっぽど安いかな。

07/04追記

POTATOさんから前期のコンデンサが破裂しやすいECUの
対策品ECUの画像を戴きました。
品番は同じですが、入れ物が銀色になっています。(前期に最初から付いているのは金色っぽい色)
ディーラーでの購入価格は73815円だったそうです。



戻る

当サイトはフレームを使用しております。
上部にメニューが表示されていない場合はこちらをクリック

http://www.gtolife.net