車載動画のススメ その2

カメラのマウント方法

カメラのマウント方法ですが、車により&人によりそれぞれなのですが
一応、ウチがやっている方法をば。




2〜3mm厚のアルミ板を適当な寸法にカットして、ボルト穴を空け、下からボルトを通して雲台を固定します。
更に雲台にクイックシューを付け、カメラの脱着がワンタッチで可能なように。
クイックシューを使えば脱着の最に画角がずれることもありません。

アルミ板自体は両面テープを何枚か重ね合わせてほぼ水平が出るようにダッシュボードに貼り付けているだけです。
ちなみに、アルミ板はフロントウィンドウに映り込みするのを防止する為、つや消しのアルミテープを貼って黒くしています。


雲台を固定する為、アルミ板に穴を空けて下から通すボルトは
本来ならカメラ用のUNC 1/4-20 (ユニファイ並目ねじ)というサイズですが
大多数のカメラに使われているにもかかわらず、ねじ単体で売っている事があまり無いので他のネジで代用します。
(安い三脚をバラせばそのまま使えるけど)

代用ネジ ウイットねじ 1/4 W 20


日本ではUNCは一般的でないので、上記のウィットねじが代用できます。
正確には山の角度が違いますが、ねじ自体のピッチは同じなので、使用可能。
ウィットねじは建築用中心の為,UNCと比較して公差が粗いようです。
本来のカメラねじとは違いますがこの規格で作ってカメラねじだと表示されているのも多いらしい。
UNCネジはばら売りが少ないですが、ウィットネジは一般的なホームセンターで入手する事が出来ます。

1/4ネジはM6と見た目は似ていますが、インチなので外径6.35mmあります。
カメラねじは普通、手で締めるので大丈夫とは思いますが、ウィットねじ等を使って工具で締める場合は注意して下さい。
カメラの雌ネジ(UNC雌ねじ穴)にウィット1/4の雄ねじ(ボルト)を使う場合には,ウィットの方が山の角度が小さいので問題ありません。
しかし、逆の場合には入らなかったり、壊す恐れもありますので、ご注意ください。


画角について

最近のデジカメは広角側が28mmと広く撮れる物も増えてきていますが
やはり38mmという物が多く、ワイドコンバーションレンズ(以下ワイコン)が必要です。



↑ CG6ワイコン無しの最広角側





↑ 同じ位置で0.6倍ワイコン装着で最広角側

写せる範囲が広がっているのがわかりますよね?

ダッシュボードにカメラをマウントする場合、正面しか写らないとスピード感に乏しくなりますし、
出来れば両側の景色が少しでも多く撮れた方が良いと個人的に思っております。

但し、Xactiにワイコンを装着するにはちょっとした工夫が必要です。
Xactiにワイコンを装着する方法はこちら


フロントウィンドウへの映り込み対策





普通にダッシュボードにカメラを設置すると、晴れた日は左の写真のようにダッシュボードがフロントウィンドウに映り込んでしまいます。
(左ヘッドライト付近にダッシュボードが映り込んでるのがわかるでしょうか?)

これの対策に以前はPLフィルターを使っていましたが
発色が綺麗に出なかったり、映り込みを消すための角度合わせが小さい液晶画面だと難しいので
別の方法としてダッシュボードに黒いフェルトを置いてダッシュボードからの反射を抑えます。
ダッシュボードにフェルトを置いた右の写真では左ヘッドライト付近にあった映り込みが無くなってます)





もっとわかりやすく比較。
デフロスター(フロントウィンドウの曇りを取る為の吹き出し口)の映り込みがちゃんと消えていますね。



あと、ロールバーやピラーバー、タワーバー等を装着している車なら

↓こんな物を使うのも手だと思います。



本来はカメラの三脚の脚の好きな部分に固定する為のクランプですが
サイズさえ合えばどこにでも付けられます。

大体、ヤフオクで1万円前後で売られています。




↓こんな感じで設置して





↓こーゆー映像を取るようにしたり。







↓こんな感じで設置して





↓こんな絵が撮れたりします。



車載時の電源ですが、付属の電池だけだと長時間撮影は厳しいです。
EX-P505なら純正電池で約2時間録画出来ますがXactiだと70分〜80分。
P505は2GBまでのSDカードしか使えないので、SDが満タンになったら電池とSDの両方を交換すれば済みますが
高い純正電池を何個も買うのも経済的ではありません。
(ROWA等の安い互換電池を数個買うのも手ですけどね)

また、Xactiだと現在8GBのSDHCで最大5時間30分の撮影(1ファイル4GB/3時間程度の制限有り)が可能ですが、
電池の問題で大容量のSDカードを使い切ることが出来ません。
(単にSDを入れ替えなくていいだけ)
そこで車載時にはシガーソケットからDC/DCダウンコンバーターを使い、DCアダプタ(VAR-A2)経由で電源を供給します。

シガーから供給すれば電池の心配は無くなるので
あとはSDHCのフォーマット形式であるFAT32の制限で1ファイル4GB(3時間程度)に達すると1度録画が止まるので
再度録画ボタンを押せば、SDHC 8GBで最大5時間30分ほどの撮影が可能になります。

SDカードも将来的にはFAT32から新しいフォーマット形式になり、1ファイル4GBの制限も無くなるでしょうから
外部電源を使えばカードの容量が許す限り連続撮影できそうですね。

その他、10時間程度の撮影ならMyBatteryを繋げて外部電源化する方法もあります。

但し、外部電源を用いた場合は純正(内蔵)電池と違い、電圧が下がると
撮影の自動停止や電池残量の警告無しでカメラの電源が落ちます。

※Xactiの場合、内蔵電池の電池残量が無くなると、撮影が自動停止し、電池残量警告が出てから電源が落ちる

機種にもよりますが、Xacti CG6/EX-P505の場合は録画中にシガーからの電源共有が切れたり、
外部電源が消耗して電圧が下がってカメラの電源が落ちると
録画中だったファイルは保存されずに消えてしまいますので注意です。

以上、簡単ですがウチの車載カメラの方法です。
これから車載動画を始める方の参考になれば。

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